ウッドファイバーがつくる
快適住環境
いつまでも住み続けられること。
それは家をまもるメカニズム。
木をふんだんに活用。
ウッドファイバーがつくられるまで。
カラマツやトドマツなどの、北海道産針葉樹のチップを使用。樹皮(バーク)を燃料とするボイラーを利用して、石油などの化石燃料をなるべく使用しない省エネルギー生産を実現しました。※地域の原木を使ったウッドファイバーの生産も行っています。
壁がすごいと気持ちいい
それは吸音性能と蓄熱性能の合わせ技。
吸音という、健やかな環境づくり
音を吸収し反射させないことを吸音といいます。ウッドファイバーは、繊維系断熱材で多孔質材料のため、細かい穴に音を取り込み、中で拡散させることで音を吸収します。その優れた吸音性能が、話し声やテレビの音をはじめ、屋外からの車のエンジン音といった生活騒音の軽減にも効果を発揮します。
温度変化の少ない快適な
室内環境をつくる。
ウッドファイバーは蓄熱性が高く、急激に出入りする熱をコントロールすることにより、年間を通して温度変化の少ない快適な室内環境をつくり出すことができます。
いつまでも住み続けられること。
それは家をまもるメカニズム。
ウッドファイバーの高い吸放湿性能は、
壁の中の結露発生を抑制し、
大切な家を長持ちさせる効果があります。
木の力で壁の中の湿度を整えるから家の耐久性が向上する。
結露は、外気温と室温の差が大きくなると発生します。結露が家の壁の中に発生すると、
カビやダニ、腐朽菌、シロアリの発生につながることもあり、家の耐久性や住む人の健康に悪い影響を与えます。
ウッドファイバーには高い吸放湿性能があります。吸放湿性能が高いとされているセルロースファイバーや羊毛よりも、壁内部の結露の発生を抑制し、室内の湿度環境を快適に保つことができます。
湿度が健康に及ぼす影響
湿度は70%以上になると、カビやダニの発生リスクが上昇し、汗の蒸発が妨げられ不快感が生じます。40%以下になると、インフルエンザウイルスの生存率が上昇するほか、口腔粘膜の乾燥、静電気が発生しやすくなります。
ホウ酸を添加したウッドファイバーは、肉眼及び顕微鏡下でカビの発育は認められませんでした。
ウッドファイバーは、
高い防火性能を発揮します。
ウッドファイバーの原料である木には、燃焼時に表面が炭化して延焼を防ぐ特性があります。難燃剤を添加することで防火性能をより強化しています。
ウッドファイバー
表層が炭化
炎が当たると表面表層に炭化層を形成し、内部にまで進行しない傾向にある。木が燃える臭いで刺激臭はでない。
グラスウール
狭い範囲で
完全に貫通
炎があたる高温部の穿孔が著しく、空洞が生じる。これは素材のグラスウールが500℃前後で溶融することによる。
ポリスチレンフォーム
燃焼して
大きくえぐれた
熱による広範囲の変形収縮が著しい。素材のポリスチレンは、不完全燃焼により煙をともなう「すす」が発生。
防耐火に関する対応については平成28年3月30日施行の国土交通省告示(耐火構造の構造方法を定める件、準耐火構造の構造方法を定める件、防火構造の構造方法を定める件)においてご確認の上、建築主事の判断にてご対応ください。
元気でいられる家
寒い冬でも、我が家の壁は温かい
輻射式暖房とは、薪ストーブ、ペレットストーブ、蓄熱ヒーター、オイルヒーターなどの輻射熱を利用した暖房のことです。太陽の光が暖かいように、暖房器具から出る赤外線により暖かくなります。輻射式暖房器具によりウッドファイバーの入った壁が温められると、壁に蓄えられた熱が放出され、じんわりとした暖かさが持続します。
暑い夏でも、我が家の壁は
ひんやりしている
断熱材の性能は熱伝導率で評価されることが一般的ですが、熱容量の差も大きく影響します。熱容量が大きいと壁に蓄えられる熱も大きくなり、外気温の変化に対しての応答が遅くなるため、家の中の温度変化が小さくなります。
同じ室温なのに寒さの感じ方が違う。
「寒い」という感覚は、体感温度が影響しています。
体感温度が低いと「寒い」と感じやすくなり、部屋を暖かくしようと暖房を使う回数が増えます。 断熱性能が高い住宅では、床や外壁、窓付近の表面温度が高いので、足元も暖かくさらに体感温度が改善します。 断熱性能を高め、体感温度を上げることが寒さによる不快感の減少や血行の改善、暖房使用回数の減少にもつながります。